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電子版あり
中條右近 太夫
赤堀寛治
徳川家康が掛川訪問時に味覚したまずい水を憂い、承認した水無田村の用水路工事。村人の手弁当で6年かけ完成も台風で崩壊。藩の理不尽に挑んだ農民・右近は、妻・花代の烈怒や息子・理平太の静かな覚悟と村人の絆を支えに、郷村掟を破り命を賭して将軍直訴を決行。封建制度の不条理と利他精神を、史実に基づいて描く感動巨編。今なお胸に迫るリアルな人間ドラマ。
ISBN:978-4-286-26851-4
定価:1,870円 (本体 1,700円)
発刊日:2025/10/15

電子版あり
仮面から地球の“すがた”が見える 【第二巻】 仮面からヨーロッパのかたちが見える
小笠原弘三
第一話 古代地中海 光芒の歴史をたどる/第二話 ヨーロッパ文明の基層をさぐる/第三話 西ヨーロッパ誕生/第四話 仮面から中世ヨーロッパの原風景が見えた/第五話 近世への扉を開いた=近代小氷期/第六話 ヨーロッパ「地球征服」の時代へ/ 第七話 東欧スラヴの歴史や信仰をたどる(もくじより)……膨大な資料と取材から、ヨーロッパの歴史、気候変動、文明の発達などと「仮面」との関わり合いを探った一冊。
ISBN:978-4-286-26895-8
定価:1,980円 (本体 1,800円)
発刊日:2025/10/15

電子版あり
竹取物語と福音書
硲昭弘
シリーズ第三弾! 「古代日本の土壌には、元に戻らなくなった覆水が染み込んでいる」──歴史の中から抜け落ちたものを探索し、そこから日本史を見直す、そんな「歴史探偵」の目から、『竹取物語』に新しい視点を与えた意欲作。明治期の日本的知性を代表する夏目漱石と内村鑑三の語る所に耳を傾け、二人の見解に「喪失史観」を適応させ解析を深める。
ISBN:978-4-286-26849-1
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2025/09/15

電子版あり
福井喜三男從軍記
編著:岡岳行
本書は岳父が遺した「生」の体験談である。昭和10年から昭和22年、三度の軍隊生活と従軍の日々を赤裸々に綴った日記は、戦後80年の現代、何を語るのか──。「丘陵地帯に入ると方向全く不明となる磁石に頼るより外なし……歌に歌われる赤い夕陽の滿州西にしずむ眞赤な太陽に此れ程赤い大きな太陽を見た事も無い美しい姿に古里をしのばれる」(本文より)
ISBN:978-4-286-26542-1
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2025/08/15

電子版あり
身近に知ろう「林 子平」
大崎健二
外圧が強まり始めた江戸時代後期、いち早く海防の必要性を唱えた者が仙台にいた。林子平──父の不祥事による家門の断絶、部屋住みという惨めな境遇にも屈することなく、近い将来日本が見舞われる危機を『海国兵談』などを出版し幕府に訴えたが、罪に問われてしまう。生涯独身を貫き教育家としての一面もみせていた、この不運の〈賢人〉のことをあなたはどれくらい知っていますか?
ISBN:978-4-286-25681-8
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2025/06/15

電子版あり
日本国誕生の物語
坂本顕一郎
我が国には日本の始まりを記した『古事記』と『日本書紀』がある。しかし、名前を変えたり、神話形式にしてわからなくしたり、当時のヤマト政権が都合の悪い部分は隠したり、他の人が行なったという風に改ざんしたりして、本来の歴史を見えなくしている。いつまでもこの書を「国史」として置くわけにはいかないであろう。あなたは『古事記』『日本書紀』のウソをいくつ知っていますか?
ISBN:978-4-286-26585-8
定価:1,430円 (本体 1,300円)
発刊日:2025/06/15

電子版あり
ヒロシマの影
ウィルフレッド・バーチェット/訳者:金谷俊則
広島に原爆が投下されてから1ヶ月も経たない9月3日、イギリスのデイリー・エクスプレスの特派員だったウィルフレッド・バーチェットは単身で広島に入り、原爆による惨状と被爆者たちが奇妙な症状を呈して次々と死んでゆくありさまを「原爆による疫病」と名づけた記事で発表しました。この記事は検閲を逃れ、原爆による放射線障害の悲惨な状況を世界中に知らせることになったのです。
ISBN:978-4-286-26211-6
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2025/06/15

電子版あり
満州国よ、永遠なれ
吉田逍児
「俺たちが北東アジアの平和のために、大陸に渡り、多くの犠牲者を出し、満州地方で暮らしている人たちと共に創造した美しい満州国は、国連から認められる五族共和制国家にするべきであったのだ」(本文抜粋)。幻となった「満州共和国」。青年の高き志は日本に利用された! 亡父の体験談をもとに、傀儡国家「満州帝国」へ突き進む様を緻密に描き上げた戦記文学。
ISBN:978-4-286-26504-9
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2025/05/15

電子版あり
ヒロシマを生き抜いたロシア人女性
アンソニー・ドレイゴ&ダグラス・ウェルマン/訳者:金谷俊則
広島に原爆が投下されたとき、市内には外国人が少なからずいて被爆したことが知られています。多くはアジア系の人たちでしたが、白人も数十人の規模でいました。アメリカ軍捕虜については森重昭著『原爆で死んだ米兵秘史』、ドイツ人神父たちについてはジョン・ハーシー著『ヒロシマ』にくわしく語られていますが、それ以外に6家族13名の白系ロシア人が被爆したことがわかっています。
ISBN:978-4-286-25726-6
定価:1,760円 (本体 1,600円)
発刊日:2025/04/15

電子版あり
ヒロシマ・ナガサキの映像は隠蔽されていた
グレッグ・ミッチェル/訳者:金谷俊則
本書は1946年にアメリカ軍の特別チームによって広島と長崎で撮影され、すべてを鑑賞するのに20時間を要する衝撃的な映像の物語である。このカラーフィルムがわたしたちにおよぼした影響は底知れず謎めいている。それというのも、このフィルムが数十年ものあいだ隠蔽され、ほとんど人の目に触れることがなかったせいもあるが、それ以上に、計り知れないものを秘めていたからである。
ISBN:978-4-286-24426-6
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2025/04/15