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【文庫】徳川幕府の設計図 金地院崇伝vs南光坊天海
島添芳実
家康の傍らには二人の僧がいた。武家諸法度や禁中並公家諸法度を起草し、法と言葉によって幕府の骨格を築いた金地院崇伝。そして、東照大権現の神号、日光東照宮、寛永寺を構想し、信仰と象徴によって人心を導いた南光坊天海。言葉と沈黙、制度と思想。泰平の世へと導いた徳川家康の側近として重大な役割を担った二人を描き、歴史の舞台裏から江戸の真実に迫る歴史長編。
ISBN:978-4-286-28449-1
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2026/11/15

SINCE THEN
山田かかし
江戸時代末期、アイヌを搾取して巨万の財を成した悪名高き「蝦夷地場所請負人」山田文右衛門。この男は果たして本当に“極悪”だったのか? 日本で初めて投石による昆布養殖を事業化した山田文右衛門の末裔とされる筆者が語る、「蝦夷地場所請負人異聞」。北海道在住の筆者が、山田文右衛門のアイヌとの交流、北前船、昆布養殖、幕末維新──史実の余白を想像力で紡いだ歴史フィクション。
ISBN:978-4-286-28295-4
定価:1,320円 (本体 1,200円)
発刊日:2026/11/15

辰蔵の春
風吹のどか
天保七(1836)年。凶作と米価高騰に苦しむ三河国加茂郡(現在の愛知県)で、下河内の辰蔵は「世直し」を掲げ、領主を越えて百姓を集める。初めは局所的だった騒動は、瞬く間に人々を巻き込み、展開(ひろ)がっていく……。歴史的史料を丁寧に調べ上げ、江戸時代後期の市井の人々の姿をいきいきと描く。大塩平八郎の乱にも影響を与えた加茂一揆をテーマとした、比類なき一冊。
ISBN:978-4-286-27984-8
定価:990円 (本体 900円)
発刊日:2026/11/15

電子版あり
【文庫】高次と善兵衛
柿崎一
京極家再興という重荷を抱えながら必死に生きる高次は、姉の竜子や腹心の部下、善兵衛に支えられ、戦国の世を渡っていく。「蛍大名」とそしりを受けながらもぐっと堪える高次に去来する想いは、どんなものだったのか。すべては家を守るため──この一念で秀吉、家康を相手に重い決断をしてきた男と辛酸を舐めながらも主君を信じ抜いた男を通して、どう生きるかを考えさせられる歴史小説。
ISBN:978-4-286-28252-7
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/10/15

お江戸の或る日 和
安居咲花
「盗人だ、掏摸だという世界で人を騙し欺き笑って生きてきた。自分を殺してな。お浜は紛れもなく夜叉だ」お浜は言葉がなかった。「夜叉が阿修羅と夫婦になっても誰も不思議には思わんぞ」お浜は呆然と光圀を見つめる。「分かるか? 坂崎殿は阿修羅だか仏だ。お浜は夜叉だが菩薩じゃ」──坂崎とお浜、その行く末やいかに。江戸の人間模様を鮮やかに描く物語、待望の第4弾。
ISBN:978-4-286-28208-4
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2026/10/15

届かなかった絵
坂本つばさ
大学生の次郎は、幕末・明治期の佐賀の偉人・佐野常民が、パリ万国博覧会に参加した折、一枚の絵を持ち帰ったという噂を聞き、幼なじみと共に常民の足跡を調べる。様々な資料を調べる過程で、二人は常民の波乱に満ちた生涯を知る……。日本赤十字社の祖・佐野常民を題材に、「もしも常民がパリで印象派の絵画と遭遇していたら?」という、奔放な空想を巡らせた歴史フィクション。
ISBN:978-4-286-28195-7
定価:550円 (本体 500円)
発刊日:2026/10/15

蒼き埋火
一仁
正徳5年(1715年)、周防国の国境にある松の木を巡り、毛利藩とその支藩である徳山藩との間で勃発した領界争議は、やがて徳山藩の改易、藩主毛利元次公の追放という事態を招く。徳山藩最大の危機と言われた「万役山(まんにゃくやま)事件」をもとに、藩の再興に奔走した剣豪の藩士、奈古屋里人(なごやさとんど)が華麗に宙を舞う「時代劇活劇」。
ISBN:978-4-286-28177-3
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2026/10/15

水無川
水無瀬了
歴史の陰に生きた人々を主役に、時代の「内側」を描いた小説二編。表題作『水無川 蒼平の郷土愛と時頼の国家観』では、郷土の安寧のため水争いに奔走する名主の息子・蒼平と、国家の統合を目指す執権・北条時頼が対峙する。併録『竜門山 南朝と北朝 天下分け目の戦い』とともに、立場の異なる人々の眼差しを通して歴史のリアリティと熱気を肌で感じる佳品。
ISBN:978-4-286-28107-0
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2026/10/15

将軍と呼ばれた女の野望
小野口英男
「尼将軍」と呼ばれた北条政子が見据えているものとは? 頼朝の死後、源氏の親族、そして御家人同士の争いに揺れ鎌倉幕府は崩壊の危機に。その混乱の中、政子は何を考え、いかに幕府の実権を握ったか。息子たちの将軍交代、執権政治の成立、そして承久の乱。史実をもとにした大胆解釈により、一人の女性の野望と決断を描く歴史小説。常盤御前と政子を描く「母の鏡と鬼の母と」も収録。
ISBN:978-4-286-27954-1
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/10/15

電子版あり
【文庫】めおとの左甚五郎
白蔵盈太
三度の飯より彫り物好きな天下一の彫り物職人、左甚五郎に異変!? 二年前に死んだはずの妻、美弥と新たな生活を始めた甚五郎だったが、職人としての自分に迷いが生じる。そんな時、持ち込まれたある勝負。相手はまさかの人物だった。甚五郎への愛ゆえに思い悩む美弥、弁天様との関係、政五郎や伊蔵の想い。憂愁の日々を乗り越えた先で甚五郎が得た幸せのかたちとは。人気シリーズ完結編!
ISBN:978-4-286-27928-2
定価:858円 (本体 780円)
発刊日:2026/10/15