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ぽん太とこの葉の気紛れ歳時記
夢乃みつる
神田須田町に暮らす、ぐうたら亭主・ぽん太と、髪結いの女房・この葉。子を持てぬ寂しさや、暮らしの不安を抱えながらも、二人は江戸の名所を巡る旅へ出る。神田明神、飛鳥山、増上寺、御殿山──。花見、月見、茶屋に狐。笑いあり、化かし合いありの道中で、夫婦は少しずつ“生きる愉しみ”を取り戻していく。人情と江戸風俗が息づく、粋であたたかな歳時記物語。
ISBN:978-4-286-27904-6
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/08/15

指輪物語 倭国の指輪 第8巻
向井啓
神話と古代史を行き来するファンタジー大河小説の完結編。黄金の指輪は邪馬台国に、珊瑚の指輪は邪馬奴国に。二つの指輪が導いた最終決戦の火蓋が切られる! 邪馬台国は漢の国の後ろ盾を強固なものとするため、一大率の難升米を中心として大陸への派遣団を組織する──。卑弥呼と壱与のあざなえる縄のごとき関係に倭国の栄光と悲劇が見事に描写されている。
ISBN:978-4-286-27107-1
定価:2,200円 (本体 2,000円)
発刊日:2026/08/15

稗田村で阿礼を振る男
中西楸
奈良の稗田環濠集落を訪れた「私」は、不思議な雰囲気をまとった人物と出会う。その人物とは、古事記の編纂に関わった、かの稗田阿礼こと忌部子首だった。子首に長年の疑問をぶつけた「私」は、『古事記』編纂にまつわる様々な人間模様と、その内容に仮託した忌部一族の想いを知ることとなる。日本の古代へのロマンを奔放に綴った、歴史幻想小説。
ISBN:978-4-286-27761-5
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

続・さきのもりひと
杉谷藤樹
肥前・志摩の里を拠点に、伽耶族の末裔である仮屋一族の営みと戦いを全四章で描く。第一章の躍動する捕鯨描写を軸に、命懸けの駆け引きと共同体の技術継承、製鉄や翻訳に生きる職人たち、耶蘇教の受容と祈り、僻地経済の工夫と貧民救済の活動、そして真空管テレビを使う文字画像通信の開発まで、自然と信仰、交易と近代化の葛藤を克明に描く歴史叙事。
ISBN:978-4-286-27749-3
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2026/07/15

高円寺の空 兜町の夢
倉地吾一
水不足に苦しむ、打ち捨てられた荒野を人々が必死に開拓し発展した「高円寺」。大坂米市場の伝統を引き継ぎ、株の町として日本経済の近代化と発展を支えた「兜町」。江戸時代から現代まで、ふたつの地域で人々の運命が交錯する。飢饉、明治維新、鉄道開通、震災、空襲などを乗り越え、たくましく歴史を紡いできた市井の人々の、史実に基づく物語。
ISBN:978-4-286-27727-1
定価:1,870円 (本体 1,700円)
発刊日:2026/07/15

ノーカントリー
大山四季
時は室町、京都の片隅で生きる孤児の無名は、旅の法師の導きで、伯耆国(鳥取県西部)にて新たな生活を始める。無明と名を改めた少年は、やがて伯耆の領主の娘・美盗の小者となる。男勝りで裏表のない美盗に、無明は惹かれていくが、やがて浅野家は近郷の領主との争いに巻き込まれていく……。無情の世を漂白する少年が、他者との交わりを通じ、人間らしさを見いだす時代長編。
ISBN:978-4-286-27720-2
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/07/15

指輪物語 倭国の指輪 第7巻
向井啓
古代神話から卑弥呼の時代へ。神話と古代史を行き来するファンタジー大河小説の第七弾。月姫の夢に現れた「卑弥呼」という名の巫女。やがてその巫女が、倭人全ての女王となるとのお告げが──。果たして、まことか否か!? 大陸での激しい戦乱に追われ、韓の国からは多くの民が海を渡り流れ込んでいた。危機感を募らせた伊都国では、俘人たちを引き連れ東の国へと向かう計画を進める。
ISBN:978-4-286-27106-4
定価:2,200円 (本体 2,000円)
発刊日:2026/07/15

指輪物語 倭国の指輪 第6巻
向井啓
古代神話から卑弥呼の時代へ。神話と古代史を行き来するファンタジー大河小説の第六弾。定めに抗えぬ二人の王──火火出見と邇芸速日。驚天動地の秘策が導かんとする倭国の未来とは!? 邪馬奴国の長髄彦将軍を見事討ち破った邇芸速日。一方で、日向国は爾爾芸の子火火出見が新たに東征を目論むべく、邪馬奴国より派遣された佐波国の磐余彦将軍を味方に引き入れんとする。
ISBN:978-4-286-27105-7
定価:2,200円 (本体 2,000円)
発刊日:2026/07/15

初音の日
梅田丘匝
団十郎、伊能忠敬、江川太郎左衛門、三升亭小勝などを描く歴史小説集。「自分は子午線一度の長さなど本当に知りたかったのだろうか。この国の容を本当に記したかったのだろうか。否、自分はただ、次の峠を越えてみたかったにすぎない、次の岬を廻ってみたかったにすぎない。そこに邂逅の地が見つかるのを願っただけだ。それが叶わず、匝り続けただけだったのだ。」(『槇の家』より)
ISBN:978-4-286-27738-7
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/06/26

電子版あり
【文庫】嗚呼、元の木阿弥
中南元伸
奈良町で按摩業を営む木阿弥は、大和国の武将・筒井順昭に瓜二つだったことから、病床の順昭の影武者を務めることに。正体が露見すれば命はない緊張の日々の中、次々と事件が勃発する。失踪した門跡の妾、暗躍する盗賊団、不穏な動きをする松永久秀──ばらばらの謎がやがて一つに繋がり、大和を揺るがす陰謀が姿を現す。「元の木阿弥」ことわざ誕生秘話!? 野望と思惑の痛快歴史物語。
ISBN:978-4-286-27653-3
定価:814円 (本体 740円)
発刊日:2026/06/15