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ジャンル:小説・エッセイ

ブルーシート
宇都木ゆきひろ
「ブルーシート」が象徴する死と虚像。SNSの誹謗が若者を蝕む現代を舞台に、インフルエンサー・小百合、癌(がん)の天才少女・未羽、彼女を追う瞬が交錯する。デュルケムの『自殺論』を軸に、友情と復讐、心霊と社会批評が絡み合う衝撃のミステリー。井川の視点が最後に明かす意外な位相と、映画と現実が交差する構成で、現代の無責任な言葉がもたらす影響を鋭く問う。
ISBN:978-4-286-27522-2
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2026/03/15

リンゴの木の下で
Milvo
昭和十七年、東京帝国大学に通う青年・安達卓也と、トランぺッターの恋人・芳恵。二人を結んだのは、ジャズの名曲「リンゴの木の下で」だった。やがて戦争は青年を学徒出陣へ、そして神風特攻隊へと追い立てる。出撃前夜に交わされた言葉、遺された日記と手紙。これは死を描く物語ではない。確かに生き、確かに愛した二人の“実話”である。
ISBN:978-4-286-27469-0
定価:1,210円 (本体 1,100円)
発刊日:2026/03/15

LOVE OF GR8
本木才
頁をめくるあなたの胸に、静かな余韻が降り積もる。誰かを想うことの喜びと、思うようにならない切なさ。言葉にならなかった感情や、選ばれなかった時間が、行間から滲み出す。これは特別な誰かの話ではない。泣いて、迷って、それでも前へ進もうとする姿が、読む人に問いかける。不安定で移ろいやすい女性の心と、そっと響き合う短編小説集である。
ISBN:978-4-286-27327-3
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/03/15

またのご縁を! えんまちゃん
タチアオイ
かの「地獄道」の獄卒となった師走えんまは、人間界に迷い込んだことで、異形・禍異(わざわい)に変じてしまった他の六道の住人を浄化し、保護することが使命。今日も鬼人のあすら、天部の金剛、泰蔵と共に、お役目に励む。ある時、亡くなったはずのえんまの兄・ひじりが地獄本部に保護されるが、数年ぶりに逢う兄は、どこか様子が変で……? 独自の世界観で送る軽快なファンタジー。
ISBN:978-4-286-27488-1
定価:550円 (本体 500円)
発刊日:2026/03/15

雪望台からずっと
タケゾウ
「山法師の花言葉は『友情』なのよ。白い花が密集して咲くことがその由来みたい。私はこの花を植えることで、亡くなった兵士たちを弔っているの」(本文より)。雪深い山小屋〈雪望台〉に暮らす元教師の主人公が、「迷宮図書館」という謎めいた場所で過去の声と対峙していく。迷宮図書館に眠る、魂の記憶とは──戦争の影と現代の葛藤が交錯する長編小説。
ISBN:978-4-286-27447-8
定価:1,540円 (本体 1,400円)
発刊日:2026/03/15

あたらしい朝がきた島
神戸ハナ
小さな命たちが、小さな島の未来をひらく──荒波に運ばれてきた生きものたちが静かに暮らしている青い海に浮かぶブロッコリー島。小鹿エルルや、山犬に育てられた子猫トラもその一員。そこへ羽がボロボロな一羽のニワトリが加わって……弱くても、傷ついていても、カッコ悪くても、触れ合ってぶつかって、“生きる力”を取り戻していく再生の物語。
ISBN:978-4-286-27289-4
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2026/03/15

北辰一刀流伝 老剣士五右衛門 晩鐘
平岡一二
震える手は、老いのせいか、それとも血の昂りか──。隠居の身なれど、大切な者や守るべき民のため、再び剣を抜く。「若き日にはその剣の腕は北辰流の免許取り。最後の一瞬まで受けて立つ気概はあった。この場にあっても怯むところはなかった。当然、腰の一刀は三寸程鞘走っている」(本文より)。誰もが迎える「老い」の哀愁を描いた時代小説。
ISBN:978-4-286-27478-2
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2026/03/15

謀られた桜の宴
橋口正
太閤・豊臣秀吉は、九州平定を進めつつ、「唐入り」というさらなる野望を目論んでいた。そんな中、薩摩・虎居城の城主・島津歳久とその妻・於凛は、表向きは秀吉に帰順しながらも、太閤の唐入りの野望を挫くべく、策謀を巡らせる。やがて於凛は、病身の夫に代わり京の都へ赴き、さらなる知略を巡らせていく……。天下人・豊臣秀吉に知力・胆力で挑む女丈夫の姿を描いた歴史小説。
ISBN:978-4-286-27474-4
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2026/03/15

タクアン石と言われた男 陸軍大将・本庄繁
林良和
極東軍事裁判で満州事変の当事者たちも裁かれることになったのは、中国政府からの横やりが入ったからだった。実行者ではなく「責任者」としてその名前を加えられた本庄繁は、遺書の中で「自分一人の責任である」と記した。軍人とはそういうものと学び、またそのような矜持をもって生きてきた。それが軍人の潔さであり、本庄自身の国を護るというひとつの姿だった。
ISBN:978-4-286-27313-6
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2026/03/15

人生、生きているだけで丸儲け
高宮民信
子どもの頃のこと、社会人となり就職、結婚、そして今は亡き妻への想いを主人公民雄が淡々と語る。飾らない率直な言葉で綴られるからこそ、平凡な日常が彩り豊かで面白いものだったことを知らされる。民雄の無骨な生き方が随所にちりばめられて、いつしか自分の人生と重ね合わせながら読むことになる。人生に正解はない、と言われているかのような、心穏やかになる著者の自伝的物語。
ISBN:978-4-286-27541-3
定価:1,100円 (本体 1,000円)
発刊日:2026/03/15