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ジャンル:小説・エッセイ

青い薔薇の告白
御田観月
「黒墨を流されれば黒く染まる。赤を流されれば赤にも染まる。白いものが流されても、一目では色が変わったようにはわからない水のように生きた『母の告白』が和夫の心によぎった」(本文より)聖母か、それとも罪人【つみびと】か。月光に輝く茶碗〈穂田【ほいだ】〉に母は何を見たのか。曇天に洩れる日の光となる、青い薔薇の告白とは──。切なくも気高い「母の愛」の物語。
ISBN:978-4-286-27747-9
定価:1,760円 (本体 1,600円)
発刊日:2026/07/21

戦前派の私が見た戦後派の安倍晋三と木村拓哉
村上十七
あの時の未来に我らは立っているか? 過去と未来、虚構と現実の境界を超越した思考実験。己が人生の集大成とも言えるこの労作によって、日本人の「現在地」と真の課題を明らかにする! 戦後生まれの戦争を知らぬ若者たちには、古老の私が、戦争体験者が、戦争の悲惨さを語り伝えてやらなければならないのだ。それが、この日本に生きるものの人倫であり、仏道にも通じる道であるのだ!
ISBN:978-4-286-28204-6
定価:990円 (本体 900円)
発刊日:2026/07/18

戦記〈双〉A 空中戦の帝王
在原米丸
地球亡き後、宇宙に進出した人類が熱狂するゲーム、〈双〉。「緋色の詩人」に、〈双〉の戦士たちは思い思いに心の内を吐露してゆく。それらの断片的で主観的な語りから明らかになる勝利欲、死への誘惑、自己犠牲願望、破滅衝動、そして〈彼〉と〈奴〉の二人の戦士の姿……。フットボールと零戦に着想を得たゲーム〈双〉と、個性豊かな男たちを描くSFロマンシリーズの第二弾。
ISBN:978-4-286-24934-6
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/07/15

カッサンドラーの罪
春山大樹
ある村で始まる、予言と疑惑の物語。山奥の閉ざされた村で起きた、連続少女失踪事件。事件を解決するために招かれた占い師、霧生雨羅は、少女達は誘拐され、既に殺されていると予言する。そして予言通りに少女達の遺体は発見されてゆく。彼女は犯人か、それとも本物の予言者か──。事件を捜査する惣万華乃が辿り着いた雨羅の正体と驚愕の真実とは──。
ISBN:978-4-286-27811-7
定価:770円 (本体 700円)
発刊日:2026/07/15

侘助
八代勝也
山で発見された女性の変死体。所持していたメモに書かれていたのは、ある男の電話番号と「現行犯逮捕」の文字。呼び出されたのは、定年後を生きる男・富樫陽二。以前に彼は女と密やかな関係を持っていた。しかし彼は、その死に関与していない。それでも消えないのは、「自分は無関係だったのか」という問い。過去と記憶に揺れる、静かな心理ドラマの小説。
ISBN:978-4-286-27763-9
定価:880円 (本体 800円)
発刊日:2026/07/15

美幸のリニアな結婚
尾崎泰至
傷つくかもしれない。でも、後悔はしたくない。その勇気を出しての一歩が、恋と人生を動かす! 高校卒業後の夏。久保美幸は、坂本雅人に想いを告げる。だが、雅人も美幸がずっと好きだったが今は交際相手がいるという。すれ違う想いと、遅すぎた告白──。それでも、忘れられない。もう一度踏み出すか、それとも諦めるか。美幸が選んだ答えとは。恋は素敵と思える小説。
ISBN:978-4-286-27789-9
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

カエルの恐竜─『ムー』
伊本漸
交通事故で意識を失った山田が目を覚ましたのは、生と死の狭間のような世界だった。そこでは“ムー”と呼ばれるカエルの恐竜が、人を“本当の死”へと導こうと襲いかかる。元の世界へ戻るためには、その恐竜の喉の牙を奪わなければならない──。仲間との出会い、命を賭けた戦い、そして託された「べっ甲のメダル」。帰還の先に待つのは、もう一つの謎だった。
ISBN:978-4-286-27787-5
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

稗田村で阿礼を振る男
中西楸
奈良の稗田環濠集落を訪れた「私」は、不思議な雰囲気をまとった人物と出会う。その人物とは、古事記の編纂に関わった、かの稗田阿礼こと忌部子首だった。子首に長年の疑問をぶつけた「私」は、『古事記』編纂にまつわる様々な人間模様と、その内容に仮託した忌部一族の想いを知ることとなる。日本の古代へのロマンを奔放に綴った、歴史幻想小説。
ISBN:978-4-286-27761-5
定価:660円 (本体 600円)
発刊日:2026/07/15

続・さきのもりひと
杉谷藤樹
肥前・志摩の里を拠点に、伽耶族の末裔である仮屋一族の営みと戦いを全四章で描く。第一章の躍動する捕鯨描写を軸に、命懸けの駆け引きと共同体の技術継承、製鉄や翻訳に生きる職人たち、耶蘇教の受容と祈り、僻地経済の工夫と貧民救済の活動、そして真空管テレビを使う文字画像通信の開発まで、自然と信仰、交易と近代化の葛藤を克明に描く歴史叙事。
ISBN:978-4-286-27749-3
定価:1,650円 (本体 1,500円)
発刊日:2026/07/15

高円寺の空 兜町の夢
倉地吾一
水不足に苦しむ、打ち捨てられた荒野を人々が必死に開拓し発展した「高円寺」。大坂米市場の伝統を引き継ぎ、株の町として日本経済の近代化と発展を支えた「兜町」。江戸時代から現代まで、ふたつの地域で人々の運命が交錯する。飢饉、明治維新、鉄道開通、震災、空襲などを乗り越え、たくましく歴史を紡いできた市井の人々の、史実に基づく物語。
ISBN:978-4-286-27727-1
定価:1,870円 (本体 1,700円)
発刊日:2026/07/15